2010-01-01から1年間の記事一覧
昨年に続いて今年も赤坂で米倉涼子主演の「シカゴ」が上演されている。昨年は米倉と和央ようかでロキシーとヴェルマを演じていたが、今年はブロードウェイでヴェルマを演じたアムラ=フェイ・ライトを招き、日本語でヴェルマを演じてもらっている。こんなこ…
キネマ旬報社発行のムック本「80年代カタログ」が今週発売になり、一部の80年代がストライクゾーンの年代の男子に響いている。年齢で言うと30歳半ば以上ですな。実はその年代に響く企画こそ集客&売り上げとしてもよいのだろう。本だけでなく新作映画も80年…
フジTVでいよいよ「踊る大捜査線3」の宣伝スポットが流され始めた。公開が7月3日ということなので、いよいよ1ヶ月を切ったということがよく分かるスポットだ。本広克行監督の近い位置にいる友人から先日『おととい完成したよ』と連絡あったよ、などと聞…
かつてアメリカ映画界は名だたる名プロデューサー達の手によって『夢の工場』という隆盛を誇っていた。ダリル・F・ザナック、デビッド・O・セルズニック、サミュエル・ゴールドウィン、ジャック・L・ワーナー、アーサー・フリード、アドルフ・ズーカー、…
今や社会現象化となり、多くの人に知られる存在になったAKB48、デヴューの頃には秋葉原で知られていればいいだろう、程度でしかなく、渋谷タワーレコードでのイベントでも『なんで渋谷?あっちでやってればいいんじゃないの?』が正直な感想であった。しかし…
阿佐ヶ谷ラピュタで岸田今日子特集上映としてかかっている「女の子箱より・夫が見た」を相変わらず若尾文子さん目当てに見に行く。増村保造監督の堂々たるメロドラマを堪能。先日の文芸座の特集上映ではもちろん増村&若尾としてのくくりでしたね。まあ、タ…
多分、日本の観客には分かりづらいと思ったのだろう「グリーン・ゾーン」の映画の始まる前に(始まるとは映画会社のロゴの前と言う意味)イラク戦争開始にまつわる『大量破壊兵器』云々〜、が出る。たとえ「ハートロッカー」がオスカー獲っても、作品として…
小説家池波正太郎氏は若い頃の自分にとっては、映画エッセイで触れる『作家』で、氏が描く文学そのものには興味が沸くことはなく、ひたすた映画評論家として捕らえるばかりだった(もちろん鬼平他、時代小説の大家とは知っていたが)。あれは、ヤマハホール…
仕事がら、映画の紹介の短文コメントを書くことがよくあるのだが、その時の自分の文章を読み返すと、実はその紹介しなければいけない作品自体の内容などにまったく触れていないことばかりである。要するに、その映画のバックボーンにある映画史的なものだっ…
ついこの間「武士道シックスティーン」で関心させられた成海璃子の、もうひとつの頑張る女子の青春映画、それが「書道ガールズ」だ。ぴあ満足度ランキングでも、5月14,15日封切り作品の中で、は第1位だ。ユニークなのは、実話の話がTVの朝の情報番組(ズー…
6月のスポーツはなんといってもNBAファイナル、今年もついに始まった。アメリカ国内に限っては南アフリカという彼方で行われるサッカーワールドカップより注目が集まっているだろう。今年の対戦はロサンジェルス・レイカーズVSボストン・セルティックスの名…
明日、6月4日から封切りの「SEXandtheCITY2」(以下SATC)を劇場で見るのがいささかシンドイので、ワーナーの試写室に潜り込んで見る。先週の完成披露の立ち見での追い返されのりベンジ。と言いながらそれほど見たい気持ちがあるというわけではないのですが…
かつて邦画各社には、それぞれのカラーがあり、東宝であったら社長シリーズに代表される喜劇映画や、快活明朗な青春映画(その代表が「若大将」ですね)。東映は時代劇と任侠映画などなど。もちろん、そればかりでないが観客へのアピールと言う点でそうした…
デニス・ホッパー氏の死去を地デジの字幕データで知り、ネットで確認する。こまめに新聞をチェックしなくなってしまったので、俳優(日本も海外も)の死去に対して情報不足になってしまったので、TVの芸能情報で取り上げないとスルーしてしまう状態だ。北林…
12チャンネルで放送の「世界卓球」を大いに楽しむ。サッカーにはさほど熱中しない。なぜなら日本のサッカーがつまらないから。しかし(もうすぐ始まる)ワールドカップは楽しめる。なぜなら世界レベルのプレーがそこにあるからでしょうね。それに比べて、卓…
かつて(特に銀座地区の)ロードショーの映画館には、それぞれに特色を発揮していわゆる劇場ごとのカラーというものがあった。有楽座(以下はすべて旧ですよ)だったら文芸&娯楽大作。スカラ座なら女性路線の大作。みゆき座は作家性もあるヨーロッパもふく…
今年のオスカーノミネート直前にソニーピクチャーズの人と連絡をとりあっていたら『「17歳の肖像」もう見てくれた?いい映画だよう〜』と言われ、その映画が分からず『何それ?』となってしまった。その後、主演女優賞をはじめ3部門にノミネート、あっという…
公開前に試写で見ていた「アリス・イン・ワンダーランド」を新宿ピカデリーで再び見てみる。両方とも3D字幕版。本当は2回目は2D字幕でよかったのだが、もう新宿ピカデリーでは上映終了であきらめ、再びの3Dだったのだが、その効果に差があるのがいささか…
公開前に試写で見ていた「アリス・イン・ワンダーランド」を新宿ピカデリーで再び見てみる。両方とも3D字幕版。本当は2回目は2D字幕でよかったのだが、もう新宿ピカデリーでは上映終了であきらめ、再びの3Dだったのだが、その効果に差があるのがいささか…
続編頼みのアメリカ映画界は、この夏も「アイアンマン2」であったり、「バイオハザード4」だったりとそれなりの作品が控えている状況ですな。しかし、一昔前の続編と決定的に違うのは前作よりクオリティが高くなっていくことだろう。以前は「1」の大ヒッ…
今や若き映画ファンにも『タイトルだけは聞いたことあります』という程度になってしまったリュック・ベッソンの「グラン・ブルー」がデジタルリストアされて、この夏に再公開となるそうで一足早く再見させてもらった。相性のいい監督と、どこまでいっても相…
先日、思い立って久しぶりに銀座の『直久』で昼にしようと行ってみて驚いた。もうとっくに閉店してしまっていたではないか!というより東芝ビル自体が阪急を残してすべて閉まっているではないか。こうしてしばらく行かないと、銀座界隈がどんどん変わってい…
仲里依紗の出演映画で最初に見たのは「ちーちゃんは悠久の向こう」だった。なんて読んだらいい名前なの?と思いましたね。『なかざと』でいいのかな?すると名前はなんて読むの?TVの映画紹介番組かなにかで、ようやく仲一文字の苗字と知ってから、不思議に…
「ボーダー」は「ヒート」以来のデ・ニーロとパチーノの競演である。「ヒート」はいささか二人の競演場面ということについては不満が残った(映画の出来とは全く別だが)が、この「ボーダー」のがっぷり四つの競演であれば文句はない。でもこれがメジャース…
映画にこだわりをもって(と勝手に思っているのですが)出演している若手女優ふたりの、豪華競演となった「武士道シックスティーン」は本当に宣伝文句どおり『まっすぐな』映画でオヤジ高感度大のガールズ青春スポコンムービーだ。同じ部活で剣道をやってい…
毎週、日曜夜8時はNHKの「龍馬伝」を楽しみにしている。長年時代劇と時代小説を親しんでいる父親に言わせると「あんなもん龍馬じゃねぇ!」とのこと(母親談)だが、新しい大河ドラマとして大いに若者にも受けていることは事実ですからねぇ。でも幕末、龍馬…
今シーズンも、NHK-BSでメジャーリーグ放送を楽しんでいる。ヤンキースからエンジェルスに移籍した松井は?相変わらずの孤軍奮闘のイチロー、ボストンの松坂に奇蹟の完投勝利(100球の壁をやぶれるかということ)はあるか?などやはり放送が日本人選手中心の…
まだまだアメリカ映画はオリジナル脚本より、コミックからの映画化でヒットすれば、続編製作に向かうほうが簡単に稼げると思っているようで(実際、成績も上がってますよねぇ)この夏休み興行でも何本か続編がやって来る。その1本が「アイアンマン2」です。…
以前に角川シネマ新宿でも特集上映された増村保造作品群には名コンビである若尾文子主演作があるというわけで、池袋文芸座では2人のコンビの特集上映となり、「妻は告白する」と「爛」の2本立てに駆けつけ、大いに堪能する。本当に恥ずかしいことに、いまま…
キネマ旬報が選んでいる『映画本大賞』の2009年度版第1位に選出された「ヒッチコックに進路を取れ」をようやく図書館で貸りることが出来た。同じ市内の別な図書館に蔵書としてあったのだが、貸し出し中のため待ちの状態だったのですよ。映画の本って結構な値…