2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「マチェーテ」と「ビッチ・スラップ」の差について

クエンティン・タランティーノとロバート・ロドリゲスの二人の登場とその後の映画界に及ぼした影響というのは本当に大きかったようだ。「ビッチ・スラップ」という愛すべきC級映画はいわゆる正統的なグラインドハウスムービーのひとつだ。上記の二人がこよな…

圧巻!「ロビン・フッド」

昨日の森田監督もそうであったが、自分の映画歴と同時代で登場して今も作品を精力的に発表し続けている海外の監督では、リドリー・スコットもその一人だろう。見逃している作品は「GIジェーン」と「プロヴァンスの贈りもの」の2本だけという高打率だ(他には…

これも幕末時代劇「武士の家計簿」

いわゆる同時代の監督ということになると、本当は長谷川和彦というべきなのだろうが、現在も作品を発表し続けているという存在ではないので除外すると、必然的にその監督と言えるのは森田芳光ということになるようだ。彼のフィルモグラフィーも見てみると、…

快挙!「ブラックサンデー」上映!!

いろいろ問題もあるが、そうは言っても映画館族には好評を博している『午前十時の映画祭』が、来年の2月以降も、2年目として開催されることが発表された。また日比谷のみゆき座は全日興行と(ただし2010年の番組)相成った。これはまさに問題視されていた“…

今の映画と比べてしまうのだが・・・

先日、映画を親しく語り合う友人宅に伺い、最近見た映画のことやら、70年代の映画のことやら、大型プロジェクターで映画を観たりと楽しい一時を過ごした。見せてもらった映画は東映の「明治侠客伝 三代目襲名」でした。なんとまぁ見事な映画でしょう。際立つ…

ジュネのイマジネーションを堪能

ひょんなことからガールズムービーの金字塔のような位置に立たされてしまった「アメリ」がどうにも好きになれない。なんか女性客層に媚びた感が拭いきれず、90年代はじめに「デリカテッセン」で鮮烈な登場をしたジャン・ピエール・ジュネのユニークなイマジ…

たまにはブルーレイを見よう

基本、劇場で見てこその映画人間なので、ほとんどDVDやBDを見ないのであるが、劇場では未公開に終わってしまった作品や、家のTVで見ても楽しめるお気に入りの名作だったら、たまに再生をする。前者の例で言えば、先日の東京国際映画祭のクロージング上映作の…

若尾文子、絶賛!!

10月2日から22日まで神保町シアターで特集上映されたのは『若尾文子』。どこの日本映画を特集上映する映画館でも若尾さんの特集は人気があるのだろう。本当に定期的に番組が組まれている。毎日でも通いたかったのだが、それは無理というもので結局最終日の最…