2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

女優を脱がすステータスはどこに?

ちょっと前のキネマ旬報誌上で、もうすぐ還暦を迎えようとしている桃井かおりさんが、スペシャル・インタヴューに答えて、デビューしたての頃の自分の裸(「赤い鳥、逃げた?」かな?ともかくデビュー当初は脱いでばかり)を評して、よくもまぁ裸を見せられ…

スタジオジブリ物語を見て…

日本TVで放送された「スタジオジブリ物語」は面白かった。しかし、あれでは短いとも感じてしまう。それだけこのスタジオはあらゆる側面から語る事が出来る、多面性を持った映像工房なんだろうな、と思った。事前の番宣で渡辺謙がナビゲーターを務めることは…

「ゴッドファーザー」の事を少しだけ…

「ゴッドファーザー」のことを語りたくなった。1972年の初公開の時に見た思い出なんかをすこしだけ…。その原因はWOWOWで3部作を3日間連続放映していたから。相変わらず、チラッと見るだけのつもりだったのに目が離せなくなってしまう、その魅力とはいったい…

祝!「イップマン 序章」公開!

おそらく、ここ何日かの映画日記は新作が見られない状況であるため(劇場も試写室も休業状態は仕方がない)、ちょいと前の書きもらしていた作品をチョイスしていきたいと思います。まずは、だいぶ前に取り上げた「イップマン葉問」の前作である「イップマン …

「塔の上のラプンツェル」に見るディズニーの伝統

香港映画を見るときに目にする『中華電影』という文字が表すように、または映画そのものを『電気仕掛けの紙芝居』と言い表すように、正に映画には電気が必要なのである。その電気が足りないという状況が、どれだけ映画と映画館に心苦しい状況であるか、様々…

チャップリン映画の思い出

周防正行監督が奥様の草刈民代さんと作り上げた新作「ダンシング・チャップリン」を舞台挨拶付きの完成披露試写で見せていただいた。全編バレエの舞台中継のような、ドキュメンタリーかと思いきや、前半は演目を舞台にあげるべくレッスンを重ねるダンサー達…

蒼井 優に脱帽でございます!

毎週日曜の朝7:00からフジテレビで放送している「ボクらの時代」が好きで、毎週録画して見ている映画仲間がいる。映画関係者の対談がけっこうあるので、見た後に今週の対談では誰々がこんなことを言っていたなどと教えてくれ、助かっている。先日も李相日、…

「ツーリスト」を楽しむには…

ジョニー・デップとアンジェリーナ・ジョリーの共演という話題性満載の映画なのに、「ツーリスト」の良い評判がアメリカから伝わって来なかった。興行成績も、二人の組み合わせなら2億ドルでもおかしくないはずなのに、いまいち盛り上がらずだった。そこで本…

園子温の猛毒の魅力!

なんだか取り憑かれたように映画に集中している監督、園子温(もう次の作品あるんですよね)の「冷たい熱帯魚」の宣伝文句は“猛毒エンタテインメント”となっている。そう、あきらかに前作「愛のむきだし」から園監督はエンタテインメントをきちんと描写して…

「完全なる報復」は「狼よさらば」じゃなかった。

家宅侵入の悪党に妻と子供を殺された男が、法の手を借りずに殺人犯に対して復讐を遂げる。「完全なる報復」のプロットを簡単に記すと、こういったものだ。感の良い映画ファンなら、こう聞いただけで74年のチャールズ・ブロンソン主演の「狼よさらば」を思い…