2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

熱狂的なファンがいる映画のリメイクは難しいなぁ

「フライトナイト」のリメイク製作のニュースを聞いた時は“なんで、コレ?”というのと、“おおっ、そうきたか!”の矛盾するようなふたつの感想だった。前者はリメイクするにはあまりにもカルト的な知名度のみで、一般的に今の観客に訴えるものがないだろうと…

君は「幕末太陽傳」を面白がれるか?

キネマ旬報社発行の『映画検定』用テキスト本の“見ておかなけれならない100本”の邦画部門で、ちゃんと選出されている川島雄三監督の「幕末太陽傳」が、日活100周年を記念したデジタル修復版で上映となった。記憶を辿れば、これが3回目の鑑賞となるのだが、今…

今回は、意外と俺様映画じゃなかったんだけど…

予告編を見たときに感じたのが、この映画は高所恐怖症の人にはキツイだろうなぁということだった。シリーズ4作目ともなると、このトム・クルーズの大ヒット作の、見る前の感想もそんなもんなのかと思ってしまったほどだ。それだけ、この映画の『俺様、殿様、…

ラブ・コメディはキャストが命!

天下のワーナー・ブラザース作品でありながら、非常に小さな公開規模でしか上映されなかった「ラブ・アゲイン」は、新宿シネマートで上映されていたことは知っていたが、さすがに追いかけきれず、見逃してしまった。パッケージ発売のタイミングで、ディーラ…

1964年(昭和39年)は小学校1年生でした!

2004年の第一作目は昭和33年の東京タワー建設中の街が主人公だった。2作目は日本橋に高速道路が架かる前の風景、そして、この3作目の「ALWAYS 三丁目の夕日64」は、1964年の『東京オリンピック』が開催されている東京が時代設定となった。前2作の時代に対し…

「パーフェクト・センス」の秀逸なアイディアに関心!

スティーブン・ソダーバーグの「コンティジョン」は見逃したが、この「パーフェクト・センス」もそうだが、ウィルスに襲われた世界を描いた映画が多いという印象がある。たしか「ブラインドネス」とかいう作品もあったよな。しかし、「パーフェクト〜」がユ…

これでいいのか?「ワイルド7」、これでいいのだ!中井貴一

制作発表のニュースを聞いた原作ファンの人たちは、かなり悪い予感がしたそうだ。こちらとしては望月三起也の原作に対し、それほど熱心な読者ではなかったので、正直なところ『今頃になって、映画化してどうするんだろう?』と思った程度だった。よって、キ…

グンちゃんVSガンホさん、軍配はどちら?

第一次韓流ブームの四天王は、まだ頑張っているが、そうした人気者より、アン・ソンギ、チェ・ミンシク、ソル・ギョングあたりの演技優先の俳優の方に惹かれた。その中で一番はソン・ガンホだった。スターでも、アイドルでもなく、本物の俳優だ。しかし「シ…

オタク愛に満ち溢れた「宇宙人ポール」へ拍手喝采!

大変なことに「ショーン・オブ・ザ・デッド」も「ホット・ファズ 俺たちスーパーポリスメン」も見ていないで、突然「宇宙人ポール」を見てしまった!なんという不甲斐なさ!最初の2作品の評判を聞いてはいたが、何か好みでない“おバカさん”コメディで『笑え…