2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

アニメって、そんなに簡単なものじゃないぞ

今年は洋画、邦画ともにアニメーションがなかなか楽しめるものが多く、こんなオヤジでも結構見ている状況だ。さすがに「ドラえもん」「ポケモン」は卒業だが、「しんちゃん」「コナン」は相変わらず楽しみ、その後の洋画「トイ・ストーリー3」「ヒックとド…

中村義洋監督の技

ここのところ「ジェネラル・ルージュの凱旋」と「ゴールデン・スランバー」というメジャー作品の連発で、もう大きな仕事ばかりになってしまうのかな?と思っていた中村義洋監督がインディーズシーン(ちょっと大げさですな、配給が大手映画会社じゃないとい…

市川崑の「野火」を見て

かつて恐怖映画とともに日本の夏興行を賑わせていた映画のジャンルは戦争映画であった。東宝は8・15シリーズと終戦日のネーミングにあわせ「軍閥」とか「沖縄決戦」とか封切っていましたね。今でも夏には一部の名画座で『8月15日終戦の日特別企画』として(…

高良健吾と谷村美月

なんかのTV番組で日本全国各地の花火大会の番付かなにかをやっていて、一番多く選ばれていた県は新潟県だった。長岡の花火は有名で、なおかつ日本海に面しているので、花火の打ち上げには適しているのかなどと勝手に想像してしまった。なんとその新潟県の花…

リメイクしたいだろうなぁ

今週の『午前十時からの映画祭』は「ミクロの決死圏」だ。選出されている50本がほぼほぼ「スターウォーズ」以前なので、SF映画が実は少なく、これと「2001年宇宙の旅」ぐらいかな?スクリーンで見ていない1本だったので駆けつける。お話のバックには東西冷戦…

夏はやっぱり恐怖映画!

現代のエンタメ業界の夏の風物詩は稲川淳二の怪談話あたりだろうが、いわゆる映画全盛期では(まだホラーとは言っていなかった)夏は恐怖映画のゾクッと涼しくなりましょう、が謳い文句の“四谷怪談”系から“化け猫”系とそろっていた。今やアメリカの影響でホ…

娯楽映画監督 石井輝男

8月のシネマヴェーラが石井輝男監督の特集上映だ。「いれずみ突撃隊」と「温泉あんま芸者」の2本立てを楽しむ。実は石井監督の作品はちょいちょい見ているのだが、いずれも監督目当てでは見ていなかった。「網走番外地」シリーズだったら、まずは健さんの映…

ジャッキー・チェンと苦手なアジア映画

1973年の暮れ、1本の香港映画が公開された。というと、この映画ファンに“アメリカ映画です!”と怒られるが、とにかくその時には英語が台詞の香港映画としか思えなかった。映画のタイトルは「燃えよドラゴン」。それ以前は、アラン・ドロン、カトリーヌ・ドヌ…

岡田将生と生田斗真

5月に「告白」、7月に「瞬またたき」と「悪人」と立て続けに見たら『なんか岡田将生ばっかり見ているなぁ』と思わずにはいられなかった。また今年になって「人間失格」「シーサイドモーテル」「ハナミズキ」の3本で生田斗真を見て感心してしまった。と言うわ…

フィリップ・カウフマンは“正しい資質”だった!

1983年のアメリカ映画「ライトスタッフ」は日本の初公開に際しては、なんと30分以上も短縮されて上映されている。本来193分の映画なのに、160分に縮められているのだ。初公開の劇場は今はなき日比谷スカラ座(84年の秋だったろうか)。オリジナルより短いこ…

フランス映画に興味が持てなくなったけど…

どうもリュック・ベッソンが表舞台に登場してから以降のフランス映画が変わってしまって、いまいち興味がもてなくなってきている。確かに世界を相手にしたスケールの大きなアクション主体の映画で多くの観客を集めているだろうが、言語が英語であることも含…

ゾンビ映画はホラー映画か?

未公開のダイレクトDVD発売から、ミニシアター限定上映まで、毎年定期的にゾンビ映画が映像メディアを賑わしている。そもそもホラー映画の中の『ゾンビ物』としてカテゴライズされて久しいが、そのゾンビ映画はもうすでのホラーの枠から飛び出し『ゾンビ映画…

20世紀フォックス75周年の書き足し

会社が発行するフリーペパーに『祝!20世紀フォックス75周年記念』という原稿を書かせてもらったが、なんせ文字数に制限があるので、書き足りない部分が出てきたので、勝手にここで書き加えないと気がすまなくなっていた。主に思い出とか、コネタだとかにほ…