2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
ごく普通に映画を見ていた者からしたら、最近の70年代映画に対しての、その有り難ぶり方が、いささかこそばゆく感じてしまう。ロバート・アルトマンの「バード・シット」や「ナッシュビル」、テレンス・マリックの「天国の日々」など、好評開催中の『午前十…
アメリカ人の【National Pastime】(国民的娯楽)は、ベースボールだと言われるだけあって、少なくても2〜3年に1本の割合で野球(本当はベースボールだが字数が多いで、以下野球)を題材にした映画が作られている。古くは大学教授がひょんな事から、木をよけ…
「ステキな金縛り」のプロットである『落ちこぼれ弁護士の、請け負った殺人事件での裁判の証人は、落ち武者の幽霊のだった』は、いままでの日本映画の概念では、企画自体が通らないと思われる、奇想天外なものである。しかし、このプロットをアメリカのコメ…
漫画の原作からTVドラマ化になり、テレビ東京の深夜番組として放送時に結構話題となった「モテキ」がDVD化された時に、この作品の演出を手がけたオフィス・クレッシェンド所属(取締役ってホント?)の、大根仁監督が発売記念でインストアイベントを行った。…
最初に「ハロウィン」を見て感心したのは、今から何年前のことだろうか?まさに、そこからジョン・カーペンターという監督と(大袈裟に言うと)付き合うことになるのだが、一部の熱狂的なファンと比べらた、その思い入れは格段に低く、ただ公開作を普通に見…
クリント・イーストウッドの数々の作品、または「ゴースト・ライター」で見事な手腕を見せたロマン・ポランスキーに惚れ込んでしまう理由は、キチンとした構成の上に立った『物語』を映像で語って見せてくれるからである。その姿勢で作られた映画たちをこよ…