忘れられない映画のために

いよいよブログをなどという大それたことを始めてしまった!

でも、誰に見せるのでなく、ただ大好きな映画の名場面や、それにまつわる思い出の数々を忘れてしまわないためだけに始めようと思ったのです。

本格的に映画を見始め早40年、記憶が鮮明な多感な時期に見た映画はともかく、最近の作品のほうがどうも記憶に残らんのです。まあ、忘れてもいいや、と思っていたら昨年の10月に渋谷のシネマヴェーラで『東宝青春映画の輝き』という特集上映に行き、本当の自分の映画の原点に触れてしまった。

やばい、これは忘れることは出来ん!なんとかどこかに書き留めておかねばと真剣に考えるようになったのです。

やはり原体験は酒井和歌子、内藤洋子、加山雄三黒沢年男などの東宝映画の面々が輝く『東宝青春映画』だったのだと思い知り、もう一回あの時代、自分が小学校6年から中学2年あたりまでむさぼるように見た時代の映画を書くことによって手元において置きたくなったのです。

仕事で新作の試写とか封切りを見なければなりませんが、その縛りがなかったら、毎日でも(いまだったら)シネマヴェーラや阿佐ヶ谷ラピュタ、銀座シネパトス、新文芸座などを巡り歩きたいのです!

そうして多少映画の蓄積が出来てきた現在ともなると、本日見たデンゼル・ワシントンの「ウォーカー」なんか『ふ〜ん、三池以外にもマカロニ作ろうって奴がいたよ』なんて感想になってしまう。

日々、見た新作も書きとめておきたい、しかし『思い出の映画』を優先したい、とジレンマを抱えながら書き続けていきますからね!!!